甲斐駒ヶ岳  2976m  2007年7月20日

岩峰・摩利支天を従えた名峰、甲斐駒ヶ岳は東駒とも称せられ、深田百名山で十指の内に入るという。梅雨明けは登山者で混むので梅雨の合間を狙って登ってきた。天気予報は下り坂と解説されていたが、2500mを超えた尾根附近からは雲上の楽園、好天に恵まれた。登山記等では中級の山と説明されているが、われわれ夫婦には少しばかりハードな山だった。前日仙水小屋に泊り、名物の会席料理をご馳走になった。翌日は4時から朝食、4:44に出発、いちばん遅い組。登りでは仙水峠〜駒津峰間の直登がきつく、六方石までのヤセ尾根も相当なものだっだ。仙水小屋の主人に直登コースの登頂を進められたが、安全策を取り、巻道を往復した。我々と前後して登山していたパーティ−も途中で巻道コースに戻ってきた。どうも上級者向けコースのようだ。巻道コースも花崗岩の白砂で滑りやすく、霧が出ると道を間違いやすそうだ。しかし本日は好天に恵まれ、まったく心配なし、スリップのみを注意した。頂上の展望は雲海に浮かぶ南アルプス連峰、中央アルプス、鳳凰三山、富士山、八ヶ岳連峰、奥秩父の山並みが素晴らしく、北アルプス方面は残念ながら雲の中だった。北は雨の様子。1時間近く頂上で休憩し、駒ヶ岳神社本社にもお参りして、ゆっくり駒津峰まで戻り、帰りは駒津峰から双児山経由で北沢峠に下山した。甲斐駒ヶ岳は高山植物が少ないと言われているが、結構楽しめた。登山バッジは北沢峠の長衛荘で購入した。2日間の全工程11km。

観察できた草花 シロバナノヘビイチゴ ヒロバコンロンソウ クリンソウ ハリブキ ゴゼンタチバナ ツマトリソウ カニコウモリ ズダヤクシュ クルマバナ タカネバラ コケモモ クロマメノキ オオバスノキ ハクサンシャクナゲ タカネナナカマド ウラジロナナカマド タカネツメクサ コバノコゴメグサ ミヤマキンバイ ミヤマダイコンソウ ハクサンイチゲ ミヤマゼンコ ハクサンボウフウ コイワカガミ ミヤマハンノキ 25品種

7月19日 自宅発5:10→長野道 中央道経由→伊那市長谷・仙流荘着9:15 北沢峠行バス発10:05→北沢峠着11:00 発11:10→北沢長衛小屋前で昼食→仙水小屋着12:15

7月20日 仙水小屋発4:44→仙水峠着5:17 小休止 発5:25→駒津峰着7:15 休憩 発7:23→六方石通過8:03→甲斐駒ヶ岳頂上着9:10 大休憩 下山発10:10→駒ヶ岳神社本社経由→駒津峰11:44 休憩 発12:07→双児山着12;48 休憩 発13:10→北沢峠着14:40 15時の臨時バスで仙流荘前に到着し、高崎に向けて帰途。20時高崎着。