白馬岳  2932m  2008年7月17日

妻と二人でゆうゆう登山を計画していたが、天気と予定がうまくかみ合わず、梅雨の晴れ間を狙っての1泊2日登山となった。早朝3:45に自宅を出発し、猿倉から白馬大雪渓をいっきに登り、白馬山荘に1泊したのち、栂池高原に下山した。車は地元の代行サービス会社を利用し、下山口の栂池高原パークに回送してもらった。(4800円)
猿倉から大雪渓入口までは林道をひたすら歩くのみ、白馬尻の山小屋で小休止の後、白馬大雪渓に向かう。平日なので登山者は疎ら、6本爪の軽アイゼンを装着して出発。雪渓には大きな落石がゴロゴロ転がっており、絶えず落石には注意した。日ごろのトレーニングの成果からか、難なく葱平に到着。葱平からはお花畑の間を通り、小雪渓を越えて白馬岳の尾根筋に出た。ハクサンイチゲ ウルップソウ ミヤマキンバイ シロウマオウギ オヤマノエンドウ等々おなじみの高山植物が開花していて大満足。デジカメに収めながら、白馬山荘に到着。大きな山小屋なのに登山客は40〜50名程度。でも今週末の連休は満員とか。翌日の天候が良くない様子なので、部屋に荷物を置いて、とりあえず白馬岳を往復し、記念撮影をしてきた。下山後、生ビールで乾杯。夕食は18:00から、消灯20:30。
夜中から天候が悪化して霧雨、18日は雨具をつけての行動開始となった。小雨程度なので行動には支障がなかったが、パノラマ景色はダメ、ひたすら高山植物を愛でる。雨に濡れた花が美しい。途中、小蓮華山稜線のコマクサの群落、雷鳥坂付近のチングルマ コバイケイソウ ハクサンコザクラ イワイチョウ リンネソウの群生をたのしみながら、白馬大池小屋に到着した。ここでしばらく休憩し、本日の核心部、大岩のゴロゴロした歩きにくい白馬乗鞍岳を越えて、天狗原に到着し、昼食をとった。新入社員時代、同室だったK君と偶然出会った。午後から天候も回復し、15時過ぎに、栂池自然園入口に到着。ここからはロープウェーを利用して栂池高原パークへ下った。栂池高原からは高速を利用して帰途。
白馬岳は屈指の高山植物地帯として、国の特別天然記念物に指定されており、数え切れないほどの高山植物に出会えた。メモ帳に記録した高山植物は次の通り。

猿倉→白馬岳山頂→白馬大池→栂池高原間  ニリンソウ ヨツバヒヨドリ ズダヤクシュ ヤグルマソウ オオバミゾホウズキ モミジカラマツ ミヤマカラマツ シモツケソウ サンカヨウ オオレイジンソウ キヌガサソウ タニウツギ オオイタドリ マルバダケブキ ハクサンチドリ ハクサンフウロ ミヤマキンポウゲ ミヤマアカバナ タカネヤハズハハコ カンチコウゾリナ シロウマアサツキ シロウマオウギ タイツリオウギ イワオウギ タカネヨモギ ミヤマオトコヨモギ イワオトギリ シナノオトギリ ヤマガラシ シロウマナズナ ミヤマキンバイ シナノキンバイ ミヤマダイコンソウ ベニバナイチゴ ハクサンイチゲ ツガザクラ アオノツガザクラ イワベンケイ クロトウヒレン ミヤマオダマキ ミヤマシオガマ ヨツバシオガマ タカネツメクサ イワツメクサ ミヤマミミナグサ オヤマノエンドウ ウルップソウ キバナノコマノツメ イワギキョウ チシマギキョウ ミヤマアワガエリ ハクサンボウフウ コマクサ ツクモグサ ミヤマアズマギク ウラシマツツジ コケモモ クロマメノキ ガンコウラン ジムカデ クロウスゴ キバナシャクナゲ チングルマ タカネナナカマド ウラジロナナカマド オンタデ コイワカガミ イワカガミ ツマトリソウ ゴゼンタチバナ ハクサンシャクナゲ シロモノ アカモノ ハクサンコザクラ イワイチョウ ショウジョウバカマ コウメバチソウ ミズバショウ マイヅルソウ ミヤマツボスミレ コミヤマカタバミ リュウキンカ ムカゴトラノオ ミヤマハンノキ リンネソウ ミツバオウレン バイカオウレン タカネバラ クルマユリ ミヤマクワガタ ヒメクワガタ イワウメ コバイケイソウ ミヤマタンポポ ミヤマコゴメグサ ヒメイワショウブ ミヤマゼンコ ミヤマセンキュウ タカネスイバ ミヤマヤナギ オオバヨツバノムグラ ワタスゲ ウメハタザオ オオバタネツケバナ オニシモツケ イタドリ 107品種 

7月17日  自宅発3:45→猿倉着6:45 朝食 発7:45→白馬尻着8:40 発9:06→大雪渓入口着9:25 アイゼン装着 発9:35→葱平着11:16 昼食 発11:49→岩室着12:35 休み 発12:56→村営頂上宿舎通過14:45→白馬山荘着15:15

7月18日  山荘発6:23→白馬岳頂上通過6:43→三国境通過7:33→小蓮華山北着8:36 小休止 発8:39→白馬大池着10:10 休憩 発10:50→白馬乗鞍岳頂上着11:34 発11:44→天狗原着13:08 昼食 発13:50→栂池自然園入口着15:06  15:30発のロープウェーで下山、栂池高原パークから車で帰途。19時前自宅着。


白馬岳  1962年7月31日



職場の同僚と白馬岳に登った。標高が3000mに近い登山は始めて。装備を買い揃え参加するも、雪渓の登りで体力を消耗しダウン。なんとか頂上に到着し、白馬山荘で1泊。翌日、杓子岳→白馬鑓ヶ岳→不帰キレット→唐松岳山荘と縦走。唐松岳山荘に泊まり、次の日八方尾根を単独下山。 
白馬岳の登山バッジは後日観光連盟から入手した。